AKIRA 海洋堂の再販と2002年のフィギュアを比較してみた

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1982年にヤングマガジンにて連載された大友克洋氏の漫画「AKIRA」は、その独特の世界観が魅力となり国内にとどまらず世界的にも多くのファンを魅了した作品。

これまでにも多くの関連商品が発売されているが、造形のクオリティが高いことで有名な海洋堂からもAKIRAのフィギュアが展開されている。

AKIRAの舞台設定が2019年であることから、時代が追いついたタイミングで、海洋堂からミニフィギュアシリーズ「miniQ(ミニキュー)」としてAKIRAのフィギュアが発売された。

海洋堂から発売されたminQシリーズのAKIRAのフィギュアは、2002年に株式会社ムービックとのコラボレーションにより発売された玩具をリニューアルして再販した商品だ。

ボクは、フィギュアや玩具も好きなことに加えて、AKIRAの漫画や映画にもハマったことから、当時海洋堂から発売されたAKIRAのフィギュアを購入していた。

最近になって再販されたという情報から、懐かしい思いで当時のフィギュアを探し出したので、再販と比較してみた。

比較したと言っても、当時発売されたフィギュアをコンプリートしていないし、再販されたフィギュアは購入していないため、不十分な内容となることを理解していただきたい。

金田とバイク(Ver.1)

出典:KAIYODO
2002年発売「金田とバイク」

物語の主人公である金田と愛車のカスタムバイク。男心をくすぐる未来感溢れるデザインと真っ赤なボディで有名となった金田のバイクだ。

再販されたフィギュアのほうが、顔の造形が作品にかなり近くなっている。

バイクのステッカーもリニューアルによって鮮明に表現されていて、ステッカーのなかでも最も違いが印象的なのがニコニコマークだった。再販版のほうがシンプルで作品に近いようだけど、むしろ2002年版の表現はなんだったのだろうか。

個体差かもしれないけど、左足で重心を支える角度も変わったようで、2002年版のほうが傾きの角度が若干大きい。

鉄雄 -覚醒-

出典:KAIYODO
2002年発売「鉄雄 -覚醒-」

主人公の金田と幼なじみの鉄雄。事故によって超能力が覚醒したことで、極秘研究プロジェクトの実験体であるナンバーズとして41号とも呼ばれる。

再販されたものと見比べても目立つような大きな変更箇所は特に無いような気がする。

塗装においてはいくつかの違いがあり、顕著に異なるのは髪の毛だろう。2002年版はぼんやりと紫が入った黒ベース、再販版では赤茶色のメッシュのような塗装が目立つ。

写真での判断に過ぎないが、機械によって再生した右腕の塗装に関しては、2002年版のほうが機械的に細かく表現されている。

タカシ

出典:KAIYODO
2002年発売「タカシ」

極秘研究プロジェクトの実験体であるナンバーズの26号。肉体の成長が止まったまま老化している。

所有しているフィギュアが、何故かクリアバージョンで、残念ながら破壊された建物を再現したパーツが不足している。

当時のクリアバージョンは、シークレットなのか通常なのか覚えていないが、タカシが超能力で消える様子を表現したんだと思う。

塗装の加減なのかもしれないけど、2002年版のほうがタカシらしい顔が再現されている。再販版では目が離れ過ぎているせいかちょっと似ていないかも。

他に細かい造形の違いはあるかもしれないけど、ほとんど変わらないかな。

鉄雄とバイク

出典:KAIYODO
2002年発売「鉄雄とバイク」

暴走族チーム「クラウン」のリーダーの座を奪ったときの、超能力に覚醒した鉄雄。

これは、なんと言っても金田のバイクとはデザインが異なり細かい造形で再現されたバイクがカッコいい。鉄雄のポージングもカッコいいけど、シャツに鉢巻で大仁田厚を連想してしまう。

やっぱり、最新技術による塗装の違いで顔の印象が再販版のほうがすっきりしている。写真だけで比べているために確かではないが、再販版のほうが若干顔の角度が上がっている気がする。

再販版は本当に細かいバイクの造形の違いがいくつかあるようで、海洋堂のこだわりが伝わってくる。

山形ァ

出典:KAIYODO
2002年発売「山形ァ」

主人公の金田とチームのメンバーである山形。山形が覚醒した鉄雄に立ち向かい命を落としてしまったことで、金田は幼なじみである鉄雄を拳銃で撃つことになる。

物語が大きく展開するシーンを再現したフィギュアとしては感慨深いのだが、再販版のリニューアルによって目立った変更箇所が残念ながら判断できなかった。

大佐

出典:KAIYODO
2002年発売「大佐」

軍の最高指揮官でアキラプロジェクトの管理者でもあった敷島大佐。東京崩壊後は軍を失ってもなお単身で鉄雄の抹殺を図る。

荒廃した東京をボロボロになってさまよう大佐の気迫あるれる様子を再現したフィギュア。

再販版では、塗装の違いも見られるが、なによりもマントの細かい造形によって質感をよりリアルに表現しているように見える。

そして、こうして比較するために改めてまじまじと見ていたことで、足下に骸骨があることに初めて気づいた。ゾッとした。

ケイ -触媒-

出典:KAIYODO
2002年発売「ケイ -触媒-」

反政府グループのゲリラ活動を行うケイ。アキラプロジェクトを追うなかで金田と知り合い、触媒としての能力により鉄雄に立ち向かう。

鉄雄の攻撃を宙に舞いかわす様子を再現したというこの造形は、躍動感の溢れるケイのアクションと鉄雄の気持ち悪い触手が見事に表現されている。

再販によって大きく変わった箇所といえば、他のフィギュアと組み合わせることができる仕様によるパーツ接続箇所の造形が変わったようだ。

塗装の微妙なグラデーションの加減は個体差かなという程度と判断するとして、フィギュアとしての造形については目立った違いは見当たらなかった。

鉄雄 -攻撃-

出典:KAIYODO
2002年発売「鉄雄 -攻撃-」

覚醒した超能力が制御不能になり、暴走した状態で戦う鉄雄。

造形に不満があるわけではないが、なんとなく全体のバランスが悪いように見えるのは、前述したケイのフィギュアなど、他のフィギュアと組み合わせることが前提となっているが故なのだろうか。

どうしてもグロテスクな触手の造形部分に目がいってしまうため、再販版との造形や塗装の違いに気づかなかったが、鉄雄の右手から暴走する触手の塗装は再販版のほうがより細かく塗り分けられていた。

出典:KAIYODO
2002年版「組み合わせアレンジ」

ケイの台座と組み合わせることにより、鉄雄単体でのバランスの違和感を払拭するほどかなり迫力のあるフィギュアへと変貌を遂げる。

再販版で紹介されている金田フィギュアが当時もあったのか分からないけど、ボクは所有していないので、2つ所有していたケイのフィギュアと組みわせておいた。

まとめ

比較するきっかけになったのが、最初に掲載した「金田とバイク」の造形がリニューアルによってスッキリとして、原作というかアニメ版にかなり似せられていると思ったからだった。結果的には、それ以外のフィギュアについては極端な変更箇所が目立たなかった。しかし、再販されたおかげで海洋堂のAKIRAフィギュアが改めて購入できるというのはファンにとってはとても嬉しい。AKIRA好き、フィギュア好きなら、この機会に是非コンプリートしておきたい。


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